イシンホームの標準装備【Eco-i熱交換システム編】
2022.03.07
Column
前回に引き続き、今回もイシンホームの標準装備についてお伝えしたいと思います。
今回は【耐震・減震構造】についてご紹介します!
2016年4月に熊本県にて起こった地震はまだ記憶に新しいですよね・・・。
熊本地震では、最大震度6強の地震が2回、6弱の地震が3回と3日間の間で発生したようです。
また、阪神大震災や新潟県中越沖地震など、日本は世界でも有数の地震大国です。
大地震がおこれば、それまでおくっていた普通の日常が一変してしまいます。
なので、住宅には、理想の間取り、デザインだけでなく、自然災害から家族を守る機能が必要不可欠なのです。
平成17年7月に茨城県つくば市の「文部科学省防災科学技術研究所・大型耐震実験棟」にてハードな実験が行われました。
実験後、専門家たちが各所を点検して回りましたが、躯体においてはほとんど異常も感じられず、クロスの部分においてはわずかに亀裂が見られる程度でした。
さらに、何度か実験を重ねても、重要な構造部には全く損傷がないという結果、強さと安心が科学的に裏付けられました。
その科学的な根拠の裏付けとして、以下のような“世界一の建材”をイシンホームが採用しているからなのです!
5つのポイントに沿ってお伝えしていきます。
2013年四月より新たなイシン工法「減震摩擦工法UFO―E」が追加されました。
この「減震摩擦工法UFO―E」は従来のイシンホームの耐震構造にさらに減震ブレーキを施工した工法で、「地震力や加速度や層せん断力が半減」する装置となっております。
そもそも、「減震」とはどういうものか、、、
「免震」というものと比較して説明します。
免震というのは、地震の大小に関わらず、全ての揺れを軽減するのですが、実際には公共施設やビル用に施されるもので非常にコストがかかります。
コストの面を考え一般住宅には余り免震技術はオススメできません。
一方、減震は大きい地震にのみ効果を発揮し、揺れを軽減します!
地震の大きさにもよりますが、例えば阪神大震災クラスの地震でもおよそ400gal前後まで抑えることができます。
(※ガル(Gal)とは地震の揺れの強さを表すのに用いる加速度の単位のことを指し、約400galですと、阪神大震災クラスの約半分の地震力ほどに抑えることが可能ということになります。)
昔の大工さんは「金物を使わずに家を造る」ことを自慢していたそうですが、構造力学から言うと、それは正しくありません。
従来の木材のつなぎ部分は大きな穴をあけるため、木材そのものが細くなり、弱くなってしまいます。
イシンホームでは、材料と材料との接合部に用いる専用の金物「HEIG金物」を使用。
特殊な耐震専用金物を開発し、接合部分にふんだんに使うことで断面欠損を少なくします。
また柱、梁、パネルなどの部材の連結を強固にし、どんな揺れにも対応。
太い筋交をオリジナルのHEIG金物でしっかり固定し、横の圧力やねじれにも対抗するしているため、優れた耐震性を確立しています。
また、家の構造ですが、多面体で耐力を高めた家は非常に強くなります。地震はゆれ戻しがあるので、従来の筋交いで固めた家より強くなります。
この原理を使って、床を合板で一体に固めた家は強くなります。
イシン・HEIG構造の家の設計の特徴です。
また、BOX型の家の屋根面を強化すれば、6面体の高強度な家に自然になります。
土台、柱、梁などの主要構造材にこだわって建てても、仕上げると柱や梁などは見えなくなります。
わたしたちは、見えないところにこだわって家を作るのが、建築に携わる人間の使命だと考えています。しかし、これらの主要構造材は、家の中で最も大切な部分で、後から変えることができません。
住宅の見えないところにこだわる「見えない良心」で建てる人を育てていくと、それに伴って良い職人や技術者も育っていきます。
法隆寺の伝統芸能は今も生きています。
その木材と質と工法により、1300年以上に渡って、立派に建っています。
しかし残念なことに、この素晴らしい国産桧の木材が「高い」という理由で、使われなくなっています。
桧は油分を多く含み、木材が腐れにくい耐久性が高い世界に誇る木材です。
それと同じく、高級な国産桧を使い、法隆寺の寄木柱のように強い桧を使用しています。世界最古の木造建築と言われる法隆寺は桧の寄木柱で造られています。
法隆寺の伝統技術は今も、私たちイシンホームの家造りに息づいています。
木材は、出荷までの年数が価格に反映されます。下の写真を見て下さい。
杉は、約30年から40年で一人前の柱になります。
一方、桧は50年から60年で、やっと一人前の柱になります。
その分、桧は中身が詰まっており、この密度の高さが、強度と耐久性に大きく影響します。これが、外国産材に比べても高い理由です。
国産桧は、日本が誇る良い材料です。
木材は、使う場所を間違うとシロアリに喰われたり、腐れてしまい、大切な家が使い物にならなくなってしまいます。
木材は、値段だけでなく、使う場所に応じた種類の木を選ぶことが重要です。
梁には、強度があって、価格はやや高いアカマツ(レッドウッド)を使っています。
家の専門家は、木の弾力性ではなく、破壊限界値の曲げ破壊係数を重視します。
なぜなら、弾力性は材料の変形のしにくさを表す値で、ガラスのように数値が高くても脆い材料もあるからです。
曲げ破壊係数は、材料の強度を表します。
家の構造材として木材を見るときは、この曲げ破壊係数の高いものを選ぶのが肝要です。
欧州赤松は強度が非常に高く、世界の銘木で高級家具にも使われています。
その強い欧州赤松の中でも、最も強い強度の木材を生産できるのが、北緯58~62度のライン間で採れる材料です。
冬はマイナス50℃まで下がる、極寒の地に育つ鍛え抜かれた木材の強度は、群を抜いています。
一般に使われているホワイトウッドより樹脂分が多く、水に強いのが特徴です。
高温多湿で、木材が腐りやすい日本の気候にピッタリ合う木材です。
その強い性質が作られた理由は、「赤王者梁」欧州赤松が乾燥地に育つからです。
水分の多いところに育つホワイトウッドは、水分の吸収が早いのですが、欧州赤松は育った過程が違うので、桧は水に強い木材になりました。
桧は油分を多く含み、木材が腐れにくく、耐久性が高い世界に誇る木材なのです。
国産松材に比べても高く、高級な北緯58~62度の欧州赤松を使うのは、木の曲がり、反りが無いからです。
曲がらずに一直線に天に伸びて育った木材は、加工しても曲がりません。
試験強度も、高い数値が出ています。
安心できる住友林業の木材商社を通じて、木材の仕入れ、現地ランバー(板状加工)しています。
木材の中の水分量を極端に少なくする乾燥をしても、狂わない木材を使うと、後々アフターの少ない家になります。
また、高い最強の梁に使う木材を日本に持ち込み、特殊加工で強度を上げる日本の木材会社で寄木加工して、さらに強度を上げて狂いを少なくしています。
最高の木材産地で選ばれた材料を、最後に日本で加工するのは、末長い安心の木材を得るためのこだわりです。
なので、イシンホームでは「ホワイトウッドの1.3倍の曲げ強度のあるアカマツ」を梁に使用しています。
通常、壁倍率2.5のパネルが多く使われていますが、HEIG耐震パネルは壁量3.0の高い耐震構造の耐力壁です。
木材へのこだわりから科学的に、HEIG金物から耐震パネルまで世界最高水準の材料を選択しました。
災害大国日本だから生まれた、世界の技術「ワールドプレミアム」商品と、手に届く「ワールドスタンダード価格」で届けます。
イシン・HEIG構造は、耐震専用金物をふんだんに使用し、パネルで柱、土台、梁を一つの箱のように強力に固定。
地震等の強い力を面全体で受け止めることで、一般的な在来筋交工法に比べ、二倍の強度を誇ります。
以上の5つを標準装備しており、安心で安全な住宅を提供し続けています。
壊れないだけでは家族の命は守れません。
実際の地震による死因の8割近くは倒壊した建物や家具・家電の店頭による窒息・圧死だったそうです。
壊れない【耐震】と揺れない【減震】を兼ね備えたイシンホームの住宅で家族の笑顔を守っていきましょう!
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